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[コメント] ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米)

とにかく自分のやりたいことに正直に、一生懸命やることがその人の人生を切り開いて行くのです。
ぴよっちょ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







湖畔の家で、ジューンの母親が「あなたまで見放すの?」と言う場面、その後、同じく湖畔の家でジョニーが目覚めて外を見た時、ジューンの父親が釣りをしていた場面がとても良かった。特に後者のシーンは、小さなものなんだけど、ジョニーはふっと気にかけられている自分を感じることが出来たのではないかと思います。 ジューンの両親がジョニーに理解を示したのも、ジョニーの父親の性格を目の当たりにしたからでしょうか。

人生には、辛いことも多いけど、こうした暖かい出会いがあるんだなーと思いました。

サン・レコードのプロデューサーとの出会いも、その後のジョニーの方向性を決めるもの になったと思います。「死ぬ前に一曲だけ歌える歌、それを聞いただけで君という人間が分かる歌、それを信じて歌わないと人に伝わらない。」いいセリフでした。

それから、ホアキン・フェニックスの序盤の録音スタジオに、すごく入りたいのに、入れない・・という演技が素晴らしかった。あまりにも入りたいという気持ちが強くて、体が無意識にドアに吸い寄せられてしまった、というのが良く分かりました。

演奏シーンの映像は、客席からステージよりも、ステージで歌うジョニーを入れた客席を映すシーンが多く、自分がステージ上にいるような臨場感がありました。

リーズ・ウィザースプーンは歌がとっても上手。演技は歌ほどではなかったので、アカデミー賞よりもグラミー賞をあげたい感じ。

ジョニーのお兄ちゃんは、本当に優しい良いお兄ちゃんでした。ホアキン・フェニックスのお兄ちゃんのリバー・フェニックスも亡くなっていることが思い出されます。

ホアキン・フェニックスリーズ・ウィザースプーンの歌は5点。

字幕で見ましたが、「なんか変な訳だな」と思っていたら戸田奈津子でした。字幕、吹替えの選択の他に、字幕(戸田奈津子ではない)を加えて欲しいと思う今日この頃。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)きわ[*] プロキオン14[*]

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