わたしは、この映画を観たことすら忘れていたのだけど。寒いこの日曜の朝に突然こんなシーンを思い出した。

ジャクリーヌが姉に「セックスをしたいの！」と裸で森の中で叫ぶ場面。そして姉は妹に夫を与えることになる。それを機に姉と妹の間はさらに距離が開いてしまう。

というのは、ジャクリーヌが心も体も求めていたのは男ではなくて、ヒラリーだったのだ。ということに、観て数年たって気づいた。もちろんそれは、わたしの解釈なのかもしれないけど。

あのジャクリーヌの叫びは、ヒラリーを求めていたとしか思えない。それは近親相姦でもない。同性愛でもない。

ただ、単純に、人がだれか、もう一人と共有できるとしたら。それは、姉妹しかないかもしれない。と、一度でも考えたことがある、姉妹症候群のあなたに、コッソリとこの映画を、すすめます。

どうですか？