[コメント] 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999/英=米)
異端児か、ルール違反か。本来なら悲劇になるような話だが、出来上がった作品はこちらの感傷を蹴り返すような冷血な代物だった。この殺伐とした印象を、どう受け止めたらいいのか?
**ネタバレ注意**
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破綻しそうな勢いでシリーズのセオリーをぶっ壊してく展開は、緊張するより呆気に取られた。余裕無きジェームズ・ボンドピアース・ブロスナン が、いつも以上にテンパって見えた。
どう考えても、ソフィー・マルソーの悲劇となるべき脚本だったはず。ところが怒れるボンド・ガールの憎しみをボンドは受け止めることなく蹴り帰しながら、最後はデニーズ・リチャーズとファイト一発…世も末だな。
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