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水那岐さんのコメント: 更新順

★2あさってDANCE(2005/日)とりあえず黒沢愛が魅力的に撮れていない。ミサイル巨乳なんて俺はじっくり観たいとは思わないのだ。その上、出来事は全くひとつに収斂していかない。続編は観る気起こらず。[投票]
★2サカサマのパテマ(2013/日)ジブリ黄金時代の呪縛から、どうか日本のアニメは離脱してほしい。これも『カリオストロ』や『ラピュタ』の模倣映画だが、重力同士の相克というアイディアは面白かった。だが、純粋な子供のパッションが大人の理屈を飛び越えてゆく、という話運びは、モノ知らずに任せては気恥ずかしい帰着点におさまるだけだ。脚本は経験豊富なプロに任せてくれ。子供じみた会話は何度も退席したい衝動をもたらすばかりだった。 [投票]
★2機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)(2018/日)新しい世代の観客には、あまり奨めたくはない宇宙世紀ガンダムの挿話。あくまで『機動戦士ガンダムUC』から遠ざかることも近づくこともできない「つなぎ映画」と成り果てている。そして言われ尽くされたがキャラデザインの華のなさはなんとも惜しい。ファーストガンダムの安彦良和キャラに心奪われてファンになった当方にとっては、それは絶対に些末な問題ではないのだ。[投票]
★3母よ、(2015/伊=仏)仕事に自分の全身全霊を注ぎ込みながらも、いざ不条理な岩礁に乗り上げてしまえば母親の助けをつい求めてしまう弱い大人。よもやその情けなさに自分の分身を見い出すことを恐れて主人公を女性監督にしてしまったわけではないだろうが…。母親は人生の終わりを目前にして「明日のことのみを考えている」と語る強さを有する存在だけに、危ぶんでしまうのだ。[投票]
★1ネズラ(2002/日)「大群獣」だったら、良かったのにねえ…。 [review][投票]
★2きみの声をとどけたい(2017/日)善意に満ち満ちている。そこに水をぶっかけたくもないのだが、素晴らしい解決シーンありきのトラブルの勃発とか、和解シーンありきの仲違いといったものばかりでできている作品はちょっと辛い。この感覚は宗教者の鈍感さに通じるものだ。[投票]
★1太陽の塔(2018/日)万博を見、「太陽の塔」というモニュメントを魂に刻み込まれて大人になった俺が、この作品に求めたのは圧倒的なその魅力以外の何物でもない。しかし、本作の監督はこの塔に魅せられた経験などなく、識者には現在と未来に塔がもたらす何物かばかりを語らせる。それも立派な作品の立脚点であろうが、門外漢の部外者たちがいい気になって塔に己の夢を乗せて語る希望発表会などに、俺は金を投じたことを悔やまずにはいられない。[投票]
★3ハード・コア(2018/日)全体を眺めれば、簡単明亮なプロットを妙にこねくって引き延ばしている観は否めないのだが、こと「完」マークが現われるまでの詩情を漂わせるシーンで全て許せるような気がした。あんな「泣き」の方法論を見せられたのは初めてだ。まるであれは絵本じゃないか。 [review][投票(3)]
★3ギャングース(2018/日)犯罪ドラマの厳しさ、暗さはなく、青春バディムービーの爽やかさすら漂う演出上の味つけには好感がもてる。そもそもは不良少年の更生問題の提起から始まったのが原作コミックと聞くが、明るさはエンタメ作品としては正解だったろう。だが、これでいいのか。 [review][投票(2)]
★3素敵なダイナマイトスキャンダル(2018/日)些か残念なのは、主人公が時代の牽引車でなく時代の流れの狭間を泳ぐ小魚にしか見えなかった点だった。母親の一件よりも素敵にスリリングな逸話には出会えず、まるで凡人の絵日記のように出来事が重ねられたにとどまった。菊地成孔は愉快なキャラたり得たし、アイドルより脱皮した前田敦子の存在感も大きい。それだけに硬軟のバランスを得られず動く歴史年表より脱せなかった後半は退屈。[投票]
★4赤毛のアン 卒業(2017/カナダ)カメラのみを凝視すれば、単調なアングルの絵面ばかりに楽しさは弱まるが、演技陣の奮闘が大いにそれをカバーする。エラ・バレンタインの子役時代の美空ひばりのようなふてぶてしさは、演技の確実性を表情の変化で絶対のものに昇華させる。老いたるマーティン・シーンの枯れ芸も見事なものだ。クスバート一家の存在の暖かみはそのままこのシリーズを通しての財産であろう。[投票]
★4ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米)高慢で気まぐれな、でも音楽と人間を愛した男である最後のスーパースター、フレディ・マーキュリー。小遣いの少なかった中学時代にエアチェックしまくってその楽曲に親しんだ自分からすれば、綴られた彼の人生模様は充分に心を揺さぶってくれた。LGBTやエイズ問題への視点がすでに変わった現代では隔世の感があるが、もう彼が歴史上の人物に数えられる事実をそれは裏打ちする。[投票(3)]
★5DEVILMAN crybaby(2018/日)自分は湯浅政明のファンではなく、むしろアンチかもしれない。そんな自分が本作には度肝を抜かれた。善悪の逆転を描いた『デビルマン』の主人公に敢えて絶対善を背負わせた慧眼。湯浅監督の明は悪魔の心にくさびを打ち込む。 [review][投票]
★3劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜(2018/日)物語はいくつもの愛のうねりが織りなされ、まさに佳境だというのにこの惨状には頭を抱えさせられる。作画力の低迷、古典である原作のギャグの無思慮な転用、演出の中だるみ。ここにきての新人監督へのバトンタッチがいかに危険かを考えなかったのか。古橋一浩の脚本は演劇的な盛り上がりを見事に構築しているのだから、前編のレベルの維持が為されておればと腹立たしいのだ。[投票]
★3赤毛のアン 初恋(2017/カナダ)アンの成長と時を同じくして、彼女をめぐる人々と世界も呼応して覚醒をはじめる。旧態依然としてヒステリーをまき散らす男性教師から、子供たちの興味と連動するカリキュラムを用意する女性教師への変革。そして恋を抱えるものたちの行動の主導権を握るのは、男たちを指揮しつつ自らの頭脳で結論を導き出す女たちなのだ。アンは女性の進歩主義の旗印であることを改めて確認させられた。[投票]
★3赤毛のアン(2017/カナダ)ミーガン・フォローズのシリーズに比べれば、幼くトラブルメイカーぶりが際立つヒロインは危うきに過ぎ、やはりマリラやマシュウの目で彼女を見守る立場に自分の視点が移行しているのに気づく。オトナの俳優の面構えは概してよい。だが余韻のない演出はやはり気になり、どうやらTVムービーかとちょっと落胆する。自然描写にも感動がないのはどうしたものか。[投票]
★3あいあい傘(2018/日)高橋メアリージュンやべきょうすけの達者極まりない夫婦漫才に象徴されるように、ほぼ吉本新喜劇に近い作劇にやつがれが途方に暮れてしまったのは、これが「泣かせ話」とばかり紹介されていたからだ。エンドレス笑劇に免疫のない純粋関東ジジイとしては、お笑いの総攻撃に気圧されて、まるでお添え物のような泣かせ場面の淡泊さを糾弾する気力さえ奪われてしまった。[投票]
★4さよならの朝に約束の花をかざろう(2018/日)俗っぽいファンタジー設定の意味をきちんと解き明かすなどさすがとは感じる。処女長編監督にして誰に恥じるべくもない出来だが、惜しむらくは自分の創造した世界に溺れてしまったか結末がくどすぎる。残心の思いをもってラスト10分は切り捨てるべきだろう。 [review][投票]
★4きみの鳥はうたえる(2018/日)払暁のペイルオレンジの光に照らされ続ける時だけ、クズ男は明朗で優しい男の一面を誇示し続けられる。白昼では無神経で、粗暴で、人の心を意に介さない人間だというのに。これこそが青春の刹那的な特性そのものであり、そのタイムリミットを迎えればただのガキの甘えとしか断じられない虚像だ。柄本佑 がそんなろくでなし青年を好演。 [review][投票(4)]
★4若おかみは小学生!(2018/日)娘が自分のためだけでなく、他者に喜びを提供することにも我が身と同じ価値を見出してゆくこと。それは庇護者への甘えを脱ぎ捨て、自立した上でかつての庇護者の生き方をも引き継ぐ成長を見せることだ。「滅私奉公」ではない。形骸化した「方法」に意味を見出すことは、むしろ自分がモチベーションをあげて掴み取っていかねばならないことだからだ。 [review][投票(2)]