[コメント] 俺は待ってるぜ(1957/日)
石原裕次郎の屈折した兄弟愛を浮き彫りにする、ただそれだけのために北原三枝に割かれた冒頭30分があまりに虚しすぎる。人格破綻者しか描けぬ慎太郎脚本の矮小な言い訳にすぎなかったのであり、監督蔵原惟繕の才気もその綻びから逃れきれていない。二谷英明だけはつまらぬ御託に振り回されないキャラで清々しい。
(水那岐)
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