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[コメント] 世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)

長澤まさみの生き生きとした魅力が絶対的となる映画。彼女が『愛と死をみつめて』の吉永小百合すら為し得なかったことをしているのは賞讃に価する。しかし、だからこそ…。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







何故大沢たかお柴咲コウを代わりに可愛がっているのかが、どうしても解せないのだ。

長澤は自分のボーイフレンドにカムアウトする前に、当の本人から白血病だと決め付けられる。それに怒りはしたものの、つきあってくれとの哀願を受け入れた侠気(?)は見上げたものであるし、事もあろうに自分の病ゆえの坊主頭を、彼氏に見せるまでのことをする(これは吉永とてできなかったことだ)。ここまでする女が他にいるか?だから大沢が過去に囚われ続けるのはいたって正常なことであるし、ふたりの交換カセットを運ぶキューピッドを演じていたとはいえ、まったく個性の違う柴咲コウに心を移すのは理解できなかった。

それこそ、オーストラリアくんだりまで行ってしまうのだから、そこで本当に「愛をさけ」べ、大沢たかお!それなら恋の「後片付け」も許してやろうというものだ。愛って、それほど重みのある言葉じゃないか。それが理解できないなら、愛についてなんか金輪際語るな!!

ハアハア。ちょっと興奮し過ぎたことをお詫びいたします。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ペペロンチーノ[*] 鵜 白 舞[*] ことは[*]

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