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[コメント] 我が人生最悪の時(1993/日)

ハマを舞台に情に厚いダサカッコいい探偵を設定してみました…ということだけで、実情では主人公が本当の主人公足り得ず浮いてしまっている。レトロや無国籍を狙ってみたところで、そこに帰化外国人などという厄介な問題を挟んでみただけで、紙っぺらのような主人公などは吹き飛んでしまうのだ。
水那岐

最初から続編を狙っているのなら、なぜここまで主人公が無力なエピソードを最初に持ってきたのだろう。嘘でもいいから無国籍スカッとさわやかアクションにできなかったものだろうか。2作目あたりならこういう話も生きるかもしれないが。

幼い頃から休みになると横浜に出かけるような場所に住んでいたので、あ、ここ懐かしいなぁ、と思うような場所は散見されるが、それだけ。結局、林監督のトリビアリズム趣味が浮き立つ映画でしかなかったように思う。好きな映画の切り張りでいい映画はできない、などと、妙に苛立って愚痴をこぼしたくなる。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)寒山拾得[*] ぽんしゅう[*]

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