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[コメント] 愛の神、エロス(2004/米=伊=香港)

アホの考え休むに似たり。この邦題をつけた人間はうまく女性客の反発を逃れえたと思っているだろうが、この映画に「愛の神」であるエロスを思わせるサムシングは全く登場しない。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なんで「エロス」ってシンプルな邦題にしなかったんだろう。そりゃ一番前の文字が大文字の「Eros」だから説明が必要だったのかも知れないが、誤解されたところで少なくとも「エロ」や「スケベ」、「エッチ」とつけた場合の救いようのなさからは完全に差別化できる筈だろうに。

それはともかく、「エロス」テーマのオムニバス映画であるが、皆さほど面白くない。辛うじてウォン・カーウァイの作品は叙情エロス短編になってはいるが、ソダーバーグは精神分析にエロをちょっとだけ引っかけた退屈なコントになっているし、アントニオーニ翁の作品に至っては何が言いたいのか全く不明である。波打ち際で全裸で踊ることと性愛はどうにも結びつかない。この三作品、結びつけることが間違っているのじゃないか?

(評価:★2)

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