[コメント] ベロニカは死ぬことにした(2005/日)
角川映画らしいあざとい集客戦法。ターゲットはあからさまに主婦とOL。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この話にベロニカという女性は出てこない。
当然、原作のヒロインの名前なのだが、舞台を日本に置き換えたとはいえ、本と映画作品のタイトルを換えてしまっては売れない、というあからさまな商魂が垣間見える。そしてサナトリウムは原作者コエーリョ(ブラジル人作家)に媚びる様に、およそ日本的な雰囲気のない、祝祭と喧騒のカーニバル的ラテンイズムの家になっている。そしてヒーローが口がきけないのをいいことに、これ幸いと韓国のイケメン俳優をキャスティングしてしまった。
要するに角川は、日本のミーハーな女性客に考える隙も与えない露骨な商売映画を作ろうとしているのだ。しかし、女性を馬鹿にするのもほどほどにした方がいい。今のところ、この映画に大ヒットの兆しはない。当然といえば当然だが。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。