[コメント] ゆれる(2006/日)
豪華演技陣で贈る、ただの「七年ゴロシ」映画。いくら鬼気迫る熱演を見せてくれても、こんな子供だましの心理劇として終わるのでは、メンズデーだからって千円と時間をただ返して欲しいだけだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
香川はオダギリに怨念を爆発させたのみならず、いいアンちゃんの称号を返上したかった…ただそれだけのために嘘をつき、弟を挑発した、それだけだったワケだ。
いくら迫力ある演出でカムフラージュしたとしても、そんなのは子供の駄々をこねてるのと代わらない、お粗末な感情の発露に過ぎない。しかもそれは七年後、ちょうど兄の出所の日に弟に伝わる。なんとも都合のいい筋書きである。こんな子供じみた感情に揺れ続けた観客こそいい面の皮だ。正直、日本映画の一ファンとしてはこんな作品が持て囃されるような、今の日本映画界の行く末を本気で案じさせられてしまいました。はぁ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。