[コメント] やじきた道中 てれすこ(2007/日)
三味と太鼓でガーシュインってのも乙なもの。落語好きなら一層楽しい。
ご老人向けの映画って言うと、最近はアルツハイマー病やらが主題の滅法辛気臭い映画がほとんどだ。かといって、ヒロイックファンタジーなんて何のことやらわからねえ、と言うお年寄りにはうってつけの映画じゃないだろうか。
見どころと言えば、勘三郎の魅力に尽きるのではないかな。柄本も小泉も頑張ってはいるが、どうにも現代劇の俳優らしく21世紀の匂いが抜け切っていない。役者や花魁にはとてもじゃないが見えたものではない。
それにしても、平山監督も『学校の怪談』シリーズで培ったライトホラー感覚をちょっぴり効かせて、人情喜劇らしい人情喜劇を見せてくれたことが嬉しい。
唯一の不満といえば、本物の怪生物「てれすこ」を見せてくれなかった所かな(笑)。
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