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[コメント] コレラの時代の愛(2007/米)

長編を濃縮し、人々に英語で語らせることで、南米文学の熱と香気を漂白し、ここまで単純にしてしまうことが可能なのか。主人公のハビエル・バルデムはここに於いては単なる猟色家と化し、純愛を説く唇は彼の持つ陽根とは完全に異化される。ガルシア・マルケスの世界よりはファンタスティックさは弱められ、世俗性は拍車がかかる。
(★3 水那岐)

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