[コメント] ディーパンの闘い(2015/仏)
陰鬱な『グラン・トリノ』。多彩なメタファーがスクリーンに去来し(象は福神ガネーシャ?)それらの存在は陽炎のようにはかない。すべては幻想のなかにある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それらと同じように訪れるラストの、いってみれば幸福な風景は、あるいは主人公の幻想ともとれるような扱いであり、厳然とした判断は下し得ない。かれらの思いは実を結んだのか否か。エポニーヌ・モマンソーの女性の撮りかたは絶品で、凡庸な女たちに妙にセクシュアルな側面を加えるのは才覚だ。
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