[コメント] オマールの壁(2013/パレスチナ)
荒削りでストレートな作劇の裏には、信念を持ち疑わない演出者の意地こそが認められるだろう。多分にハードな筆致の度が過ぎ、事前知識なきものの理解を妨げる演出ではあるが、おそらくは捻じ曲がっていた物語を、一撃のもとに分断するラストの爽快さはこのためだ。娯楽フィルムならば伍する存在は山ほどあるけれども。
(水那岐)
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