コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] なっちゃんはまだ新宿(2017/日)

「妄想の女」がどんどん肥大し、女のなかで自惚れ鏡と化してゆくプロセス。とりあえず監督・首藤凜は、ヒロインを愛するあまりに自己投影に狂いはじめている。主役を演じず裏方として成功をともに祝ってきた彼の欲望の具現化だ。面白くはあるが私小説を性別を越えて描写させるのはグロテスクに過ぎ、今後の彼の行く先を危惧させる。
(★3 水那岐)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。