[コメント] 太平洋の翼(1963/日)
「歯を食いしばれッ!」とお定まりの鉄拳を部下に見舞い、海に邪魔な部下の死体を捨てる加山よりは、いささか漫画的なほどに稚気溢れる佐藤、渥美の武勇伝にワクワクし、その末路に涙する。こんな奴らなら仲間に是非欲しい。
星由里子が加山の「本心」を悟るなど、神仏ならぬ並の人間である彼女には無理というものだろう。加山の断末魔の叫びが真実であっても、だ。
自分としては、やはり人情が命令より優先するのが日本人の心情じゃないか、と思わずにはいられない。それゆえに、佐藤允愚連隊をこの上なく愛する自分なのだ。
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