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[コメント] ギター弾きの恋(1999/米)

素直に観ていると、「ギター弾きの恋」ならぬ「ギター弾きの精神分析」。およそロマンティックな内容ではないように見えるトコロは照れ隠しか!?
水那岐

サマンサ・モートンユマ・サーマンそれぞれが魅力を放っているのに…。劇中やたら顔を出すウディ・アレン他の評論家連中がうざったくて仕様がない。単にウディ・アレンのこうした撮り方を俺が気に入らないだけかも知れないが。

それにしても、この素材ならこんな突き放した描き方をしなくとも良質なロマンスになったろうに、と冷めた頭で思う。それは、ネズミ撃ちと列車見物が趣味で、常にジャンゴ・ラインハルトに劣等感を感じていたエゴイストのギター弾き、だからこそ充分に生きていただろうと思うのだが。モートンとのロマンスが主軸となっているのは判るけれど、それだけに素直に撮らないこの監督に立腹してやまない俺なのである。

(評価:★1)

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