コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 女は二度生まれる(1961/日)

池野成の不安感を誘う劇伴に引きずられて、若尾がありとある男の間を川魚よろしく泳ぎまくる。未だ残る戦争の臭いをものともせず…。しかし妙にダレた演出のキレの悪さは、川島雄三らしくもない。
水那岐

とりあえず、これほど精彩のないフランキー堺を初めて見た。せっかく東宝から川島監督とともに大映にやって来たのに、これにはがっかりさせられた。

まるでこま切れの台本を繋ぎ合わせたようなエピソード群も何だかなぁ。その中に現われる有象無象の男どももまるで魅力がない。ひとりで総てにケリをつけた若尾のアイドル映画と見ればいいのかも知れないが…。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。