コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ろくでなし(1960/日)

太陽族もどきの青年、津川雅彦の虚無的で気障な青春。それに惹かれてゆく女も、ともに享楽に耽っていた愚連隊も、いや、登場人物の全てが皮肉屋であるという自己愛宇宙。これに感じた苛立たしさは尋常ではないが、最後だけは格好良く締められたようだ。十年後に映画界を占拠する不潔な青春は、少なくともここにはない。
(★3 水那岐)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。