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水那岐さんの人気コメント: 更新順(1/75)

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★3ギャングース(2018/日)犯罪ドラマの厳しさ、暗さはなく、青春バディムービーの爽やかさすら漂う演出上の味つけには好感がもてる。そもそもは不良少年の更生問題の提起から始まったのが原作コミックと聞くが、明るさはエンタメ作品としては正解だったろう。だが、これでいいのか。 [review]セント, ぽんしゅう[投票(2)]
★3ハード・コア(2018/日)全体を眺めれば、簡単明亮なプロットを妙にこねくって引き延ばしている観は否めないのだが、こと「完」マークが現われるまでの詩情を漂わせるシーンで全て許せるような気がした。あんな「泣き」の方法論を見せられたのは初めてだ。まるであれは絵本じゃないか。 [review]ぽんしゅう, けにろん, もがみがわ[投票(3)]
★2シン・ゴジラ(2016/日)庵野秀明が真剣に「可愛くないゴジラ」を突き詰めたならそれは評価しよう。だが、今さらゴジラでポリティカルフィクションを撮ってなにが面白いものか。見た目の特異さのみを売りにして活劇を忘れたことで、本作はターゲットに入らない子供ばかりか大人をも遠ざける凡作に仕上がった。 [review]寒山, ゑぎ, けにろん, りゅうじんほか6 名[投票(6)]
★4ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米)高慢で気まぐれな、でも音楽と人間を愛した男である最後のスーパースター、フレディ・マーキュリー。小遣いの少なかった中学時代にエアチェックしまくってその楽曲に親しんだ自分からすれば、綴られた彼の人生模様は充分に心を揺さぶってくれた。LGBTやエイズ問題への視点がすでに変わった現代では隔世の感があるが、もう彼が歴史上の人物に数えられる事実をそれは裏打ちする。月魚, サイモン64, てれぐのしす[投票(3)]
★3スペース カウボーイ(2000/米)NASAにいる女バルカン星人、あんまり論理的でないヒトだなあ。…という話はさておき、きわめて感傷的な年寄りの冷や水奨励映画。 [review]ロープブレーク, おーい粗茶, スパルタのキツネ, アルシュほか5 名[投票(5)]
★4若おかみは小学生!(2018/日)娘が自分のためだけでなく、他者に喜びを提供することにも我が身と同じ価値を見出してゆくこと。それは庇護者への甘えを脱ぎ捨て、自立した上でかつての庇護者の生き方をも引き継ぐ成長を見せることだ。「滅私奉公」ではない。形骸化した「方法」に意味を見出すことは、むしろ自分がモチベーションをあげて掴み取っていかねばならないことだからだ。 [review]おーい粗茶, けにろん[投票(2)]
★4きみの鳥はうたえる(2018/日)払暁のペイルオレンジの光に照らされ続ける時だけ、クズ男は明朗で優しい男の一面を誇示し続けられる。白昼では無神経で、粗暴で、人の心を意に介さない人間だというのに。これこそが青春の刹那的な特性そのものであり、そのタイムリミットを迎えればただのガキの甘えとしか断じられない虚像だ。柄本佑 がそんなろくでなし青年を好演。 [review]ゑぎ, セント, ぽんしゅう, けにろん[投票(4)]
★4万引き家族(2018/日)それはまるで、子供同士の秘密クラブのような。 [review]おーい粗茶, サイモン64, さず, もがみがわほか10 名[投票(10)]
★4映画 聲の形(2016/日)現実問題として苛めっ子と苛められっ子は往々にして成り代わる。そしてやり取りされる言葉や行動は相手にとっては死を選ぶほどに苛烈なものとして響く。だが、ここで「死んだら負け」などとは言えないだろう。 [review]ペンクロフ, おーい粗茶, けにろん[投票(3)]
★3盲獣(1969/日)触覚のみに悦びを見い出す唯美主義は、所詮視覚芸術としての映画とは相容れない。この時が旬であった緑魔子がラストまで美しかったことは、この作品の「盲目のリアリズム」への明らかな敗北を意味していた。 [review]寒山, kiona, sawa:38[投票(3)]
★4判決、ふたつの希望(2017/レバノン=仏)たとえば国家のようなシステムに比べ、われら人間は脆弱である。ほんの些細なアクシデントから生じた憎悪と断絶は激しいものでありながら、実はすべての断層を埋めてしまうことばすらあればお互いを認めるまでの抗争は永続するものではない。永久に攻撃をやめない怪物のようなシステムに拮抗し得る個人の思いを記すならば、それはやがて明らかにされる、大規模システムこそが為し得る暴虐への怒りだ。けにろん[投票(1)]
★4マッドマックス2(1981/豪)北斗の拳』もいいけれど、所詮は青い血の飛び散るお子ちゃまアニメの世界。どうせ悪をぶっ殺して廻るのならば、女も子供も血に顔をそむけないほどタフじゃないとね。そう、真っ赤な血に!DSCH, わっこ, kiona[投票(3)]
★4海街diary(2015/日)理屈で観る映画ではない。個性的で生きる力に溢れた女たちの掛け合いに心をほぐされ、自分のなかにエナジーを注ぎ込まれる感覚を実感するための2時間と見るべきだろう。まずは広瀬すずに注目したい。 [review]ロープブレーク, カルヤ, けにろん, ナム太郎[投票(4)]
★4海よりもまだ深く(2016/日)夢についての物語ではあるが、すでに子供に夢を託そうとしている大人ではなく、主人公のように自分の夢を捨てきれないダメ男を謳うトラジディだ。親兄弟に依存し、すべてのプライドを棄ててまで自分の夢を成就させようとする彼は、一般人にとっては可笑しいのだろう。だが、心の隅に阿部寛を飼っている男は、自分を含めてそう少なくはないだろう。 [review]ロープブレーク, けにろん, セント[投票(3)]
★2シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)甘いくちどけを狙うロマンティック・ミュージカル。そこからグランド・オーケストラの止むことなき旋律と、一つ所に落ち着かぬカメラのゆるやかな舞踏に動く背景たちを除いたならば、そこに残るのは血まみれの『崖の上のポニョ』に他ならない。かの世紀末にデル・トロやティム・バートンが仕組んだ「差別されるものの純愛譚」はもう賞味期限を過ぎている。大人の審美眼に叶うものではない。がちお, カルヤ, セント[投票(3)]
★3消えた声が、その名を呼ぶ(2014/独=仏=伊=露=ポーランド=トルコ)この上なくストレートな、娘を尋ねて三千里物語。余計なことは描かずに主人公の目的に向けての旅を描くのはいいのだが、周りの人々は主人公の道具としてのみ機能し、生きものとしての厚みすら感じさせないのはどうしたことか。「泣き」の物語には不要と思っての削除ならそれもいいが、終盤に至って鬼と化している主人公は、もはや応援の余地も残されていないエゴイズムまみれの存在であり、閉口させられるのは不可避であろう。jollyjoker[投票(1)]
★4ペンギン・ハイウェイ(2018/日)「動き」の面白みを前面に押し出したスペクタキュラーな見せ場は、あるいは「ただのジブリのエピゴーネン野郎」と石田祐康を呼ぶ誘惑に人を駆り立てるかもしれない。だが、若く柔軟なスタイルは見逃してはいけない特性だろう。そして作家的には決して教条主義を奉じるクソマジメ男ではなく、健康的なエロスの誇示もする作家性には好感がもてる。 [review]けにろん[投票(1)]
★2未来のミライ(2018/日)ロマンより現実の充足を求めるイマドキの主婦のみに向け発信されたこの作品を、事もあろうに子供連れで観に来る親の少ないことを祈る。ご都合主義の時間遡行によって育児に勤しむ親たちの苦労はいとも簡単に癒され、過去や未来の家族たちが長男を親思いに教育してくれることで親たちの失策もスルリと回避される。もはや長男の声が幼児のものとは思われないミスキャスト問題など、この粗雑さの前には霞んでしまうほどだ。Orpheus, tkcrows, 死ぬまでシネマ, pori[投票(4)]
★4ノーカントリー(2007/米)いい加減に省略された邦題が理解を妨げそうだが、これは文字通り老兵に故郷は既にない、という悲劇を軸に展開される、昏い感興を覚えるサスペンス劇である。 [review]たろ, kirua, おーい粗茶, DSCHほか14 名[投票(14)]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)人が人との暮らしをもつというのは、畢竟後悔の積み重ねか。そんな認識におとなが敗れるのは、後悔し続けた暮らしそのものに後悔したときだろう。宮藤官九郎寺島しのぶも、その事実に敗北しながら決して醜いばかりのろくでなしではない。「家」制度の滅びとともに、家庭には居づらい人々が顕在化し続けているだけなのだから。 [review]セント, 寒山, けにろん[投票(3)]