コメンテータ
ランキング
HELP

水那岐さんの人気コメント: 更新順(1/76)

人気コメント投票者
★2グリーンブック(2018/米)決してどん底に落ちたことのない「あなた」が、どん底にいる誰かさんを見てしまったことを後悔し、それを忘れて明日の寝覚めを心地よくするために役立つ映画だ、と言っていいんじゃないだろうか。 [review]Orpheus, もがみがわ[投票(2)]
★3家族のレシピ(2017/シンガポール=日=仏)家族再生を描く感動的映画などといったふれこみは新鮮味もなく凡庸だが、その切っ掛けとなった数々の料理の接写はパニックを起こしそうに刺激的だ。むしろこの映画の主役はラーメンであり、バクテーでありシンガポール料理だろう。冷静に見れば、斎藤工の脚本を感じさせないナチュラルな演技は充分に味わえる。少年のようにしか見えない彼の狡猾な役作りが絶品だ。けにろん[投票(1)]
★4東京ゴッドファーザーズ(2003/日)アニメーションとして傑作だが、よくできたジグソーパズルを組み上げた時の快感が全て。センチメンタリズムをあくまで「他人事」として料理する今敏監督は、ウェルメイド・プレイに肩までつかる快美感を俺には与えてくれなかった。 [review]死ぬまでシネマ, 浅草12階の幽霊, Lostie, Lunchほか12 名[投票(12)]
★3山河ノスタルジア(2015/中国=日=仏)時折り立ち上る「爆炎」に彩られるこの作品世界だが、爆炎に比例して過剰な感情の爆発があるかといえば結構あっさりしている。泣き女もかくやというような号泣も影を潜め、家族の対立にともなう怒号すらあっさりと片づけられた。ここはペットショップ・ボーイズの歌に象徴される資本主義中国のプレリュードたる場だ。それは「ドル」の名をもつ息子に象徴される世界にぴったりな、旧世代風俗への別離を謳うステージとなる。寒山, けにろん[投票(2)]
★4リリーのすべて(2015/英=独=米)「アイナー」が「リリー」に変容してゆく過程というのは、まばたき過多で視線の定まらない「女を模倣する気弱な男」が、一個の存在感をもった「強い女」に生まれ変わってゆくプロセスに等しい。このあたりの演出は、エディ・レッドメインが滑稽にもグロテスクにも見えなくなるまでを克明に芝居づけした効果的なものだった。単なるネタ扱いでないゲイ話が、やっと通俗映画に開花しはじめたとの感慨はある。ゑぎ[投票(1)]
★2フリークス(1932/米)映像の持つ底力は認めざるを得ないが、ブラウニングが本当にフリークスたちにシンパシーを感じてこの映画を撮ったかは大いに疑問。デビッド・リンチと同じグロテスク趣味の視点を自分は感じ取った。さず, 月魚, IN4MATION, Myurakz[投票(4)]
★3茄子 スーツケースの渡り鳥(2007/日)今回はチョッチ(山寺宏一)の話で、ペペは狂言回し。それにしてもシンプルさが売り物だった前作よりずいぶん余計な贅肉のついた話になってしまった。日本のスタッフに女の子というのはお約束として、弟や坊さんはいる必要もない話だろう。チーム参加であれ、レースに集中した話にして欲しかった。死ぬまでシネマ[投票(1)]
★5ビール・ストリートの恋人たち(2018/米)奔流の如くこちらに押し寄せる劇半音楽の中央に立ち、正面を射抜くように容赦ない視線を放つアフリカ系米人たちの何と存在感を誇り、なおも貪欲な意志を露わにして見せることだろうか。ここにいるのはファンキーな道化役でも、主人公に助言を与える相談役でもない。製作者サイドが望む紛れもない主役だ。 [review]3819695[投票(1)]
★5母べえ(2007/日)「君はもう若くない。美しくもない」やっと立ち位置が自然な、老女へと至る女を演じてくれた吉永を軸に、一つの家庭が戦争の中、温かい目を持って見つめられる。 [review]たろ, ムク, TM, たいへいほか9 名[投票(9)]
★3ある殺し屋(1967/日)雷蔵をまともに撃てもしない癖に、陰では陰謀をめぐらしつつ彼に「ほ」の字になっちまう成田三樹夫が何とも可愛らしい。野川由美子へのサル真似捨てゼリフは爆笑もの。 [review]寒山, クワドラAS[投票(2)]
★3半世界(2019/日)40代、50代の声をきき、父親の享年を超えて親父となった男が慄然とするのは、自分が父親とは似ても似つかないちっぽけな大人になっている事実に向き合うことだ。世界ではなく世間としか向き合ってこなかった自分が、いつしか息子にすら追い抜かれていないかとの恐怖は、あるいは人生の終幕にしか拭えないものなのか。戦慄は稲垣なればこそ倍加する。 [review]けにろん[投票(1)]
★5映画 めんたいぴりり(2018/日)ベタ極まり果てた通俗人情喜劇だが、そんなコトをつついて文章を汚しても詮無い。この年齢を迎えての富田靖子の輝きようは全き奇跡だ。デビュー当時からコメディエンヌの素養は明らかではあったが、漫画的な演技術をなんと嫌味なく発露する女優だろう、彼女は!このヒトに旬などない。人生の春から冬まで、今後年齢を重ねても彼女は間違いなく輝いている。けにろん[投票(1)]
★4ワレサ 連帯の男(2013/ポーランド)義理堅い恐妻家の電気工のおやっさんをヴィエツキーヴィッチが、そのよき(悪しき?)家庭的な妻をグロホウスカが好演している。ほんとうにそうとしか見えない人物に民主革命が完成されてしまうあたりがユーモラスでもあり、また怖ろしさもある。ルポ風の白黒画面とトリッキーなカラーフィルムとの使い分けが効果的。 [review]寒山, 3819695[投票(2)]
★3パシフィック・リム:アップライジング(2018/米)特撮だけを眺めているならそれはそれで愉しい。オタク的な見方で観れば十分に堪能できるだろう。だが、「オタクが映画を創る」のは別に構わないにせよ、「オタクのために創る」という方法論でゆくのはどうだろう。もうすっかり先細りが見え始めているじゃないか。 [review]ロープブレーク, 死ぬまでシネマ, シーチキン[投票(3)]
★2サスペリア(2019/伊=米)無内容ホラーのバックボーンを補強してルカ・グァダニーノ監督が底力を見せつける、との世評に浮足立って行ったのだが、現代ドイツと中世欧州史のマニアに混乱を押しつけてみせる不親切作品だった。 [review]けにろん[投票(1)]
★5バットマン・リターンズ(1992/米)ティム・バートンのオタクならではのフリークスや弱者への愛情がめいっぱい感じ取れる映画。バットマン最高峰。YO--CHAN, 甘崎庵, べーたん, ナム太郎ほか12 名[投票(12)]
★3平成狸合戦ぽんぽこ(1994/日)確かに説教臭いかもしれないが、それも人間=狸の視点でのこと。宮崎駿のごとく「神の目」で自分の哲学を語ってしまう愚に較べれば、なんら嫌悪感をもよおすことではない。けにろん, 緑雨, 秦野さくら, ボイス母ほか5 名[投票(5)]
★4夜明け(2018/日)過去に苛まれる自棄的な青年に対し、一切過去を問わず自らの身ひとつをもって彼を包み込もうとする工場長の「包容力」はいかにも頼もしい。だがそれが、酷い馴れ合いの延長線上にあるものならどうか。青年は朴訥な若者の役を演じながら、工場長の内心を透視し続ける。 [review]けにろん[投票(1)]
★4コント55号 水前寺清子の大勝負(1970/日)これまでに観た55号ものでは一番良い。萩本坂上の意地の張り合いのエスカレートが、笑えるし泣ける。水前寺の歌がテーマとはなっているが、彼女自身はけしてでしゃばらずそれでいてサービス精神は満点。ゑぎ, 青山実花[投票(2)]
★4レナードの朝(1990/米)孤独な神は、それゆえに残酷な善意を創造物に施す。 [review]もがみがわ, ぽんしゅう, coomin, けにろんほか8 名[投票(8)]