[コメント] ヘヴン(2002/米=英=仏=伊=独)
キェシロフスキ脚本が魅力的で鑑賞。「スペース・カム」による撮影方法は見事な映像美を生み出している。題名の「へヴン」を思わせる俯瞰の映像は美しい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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映像は確かにキレイ過ぎるといっていいほど「美」。
キェシロフスキ脚本ならではの、主人公の女性の淡々とした芯の強さ、生き様。
しかし、劇中前半で、ターゲットの命を奪うという彼女の生きる目的を果たした後、
愛し合う二人が選んだ結末を描く為に、俯瞰の映像の大放出!
確かに美しいが、これでは結末が見え透いていて、ちとつまらない。
でもとにかく「スペース・カム」による俯瞰の映像はとても美しいし、
セットの魅力は否めない。
また、主役二人の坊主頭もサマになっており、
坊主に白Tシャツにジーンズ、という、
ある意味「無国籍・無宗教」的なルックスは
もはやこの世で生きることを諦めた聖人。
人も背景も、とにかく美しい。
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