[コメント] 終わりなし(1984/ポーランド)
当時のポーランドの体制がわからないので、ついていくのに苦労し、最後まで曖昧なままに終わってしまった。ストーリー展開のテンポはやはりシュールでキシェロフスキ・ファンの私は好きだ。
弁護士、その妻、その息子、後継弁護士、その弟子、被告人、その妻・・・それぞれの主観があり、大変錯綜しているにもかかわらず、いずれも先が見えないまま尻切れで終わってしまったような印象を抱いた。まさに「終わりなし」か?
80年代のポーランド体制について、殆ど無知な状態で鑑賞したため、感情の移り変わりに注目していくほか無かったが、展開のテンポ、シュールさは、他のキシェロフスキ監督作品同様、好みのモノだった。
脚本、音楽でそれ以降欠かせないパートナーを得たと言う、貴重な作品といわれているが、無知の私にはテーマが重過ぎて理解しきれなかった、というのが正直な感想。
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