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KEIさんのコメント: 投票数順

★3逃亡者(1947/米)これは何という事もない全く普通の物語ではないか。というと巨匠フォードには申し訳ないのだが。 [review][投票(1)]
★5ジョニーは戦場へ行った(1971/米)さすがにトランボの脚本は、面白くてすごい。対比の妙といえる。カラー対シロクロ、(愉快+希望)対絶望、セリフでは「いかなる死にも尊厳がある」対「神はこんな場所にはいない」。私が好きなよく言われる言葉がある、「神は都合のよい所にしか現れない」だ。 [review][投票(1)]
★4スパイの妻(2020/日)いつも思うのだが、蒼井優はもう1歩踏み込んだセリフの物言いが、実によく似合う。‘素’かもしれないが、その辺が役者としての魅力だろう。高橋は真剣味が有り、演技に熱が入っていた。東出ぼくちゃんは、 [review][投票(1)]
★4見知らぬ乗客(1951/米)交換殺人のアイディアはフレドリック・ブラウンの同名小説(‘61)だと思っていたが、P・ハイスミスなんだね。R・ウォーカーの甘いマスクはナポレオン・ソロのロバート・ボーンに似ている。そう、L・G・キャロルは同ドラマのウェーバリー局長(?)ではないか。 [review][投票(1)]
★5仔鹿物語(1947/米)余りに素直で真面目で、誰が観ても感動を共有出来るのでは。原題‘Yearling’は動物の1歳子だが、少年のことでもあろう。何回か見ているが、この歳になって初めて良いと思った。 [review][投票(1)]
★4フレンチ・カンカン(1955/仏)さすがにギャバンは名優。やり手大物興行師役―不敵さ、厚かましさ、いい加減さ、そしてその情熱もしっかり出せた。シャンソンでの特筆はエステル(役)の♪詩人と女。聞かせた。又この歌が伏線なのは、上手い。カンカンは圧巻。パリに行かないで観れた。得した。[投票(1)]
★3悪魔の美しさ(1949/仏=伊)‘ファウスト’は元来は民話であるが、独人のゲーテが著わすと高邁な識見あふれる、思索に富んだ世界的名作になり、仏人のルネ・クレールが映画化すると、こんな洒落っ気の多いものになる、ということだろう。 [review][投票(1)]
★4若草の頃(1944/米)テーマ曲‘Meet me in St.Louis’も良いが、電車の中の‘The trolley song ’が少女の恋を描いて、詞も曲も良い。邦題が素晴らしい。それと重ねて、少女がいつしか大人の判断が出来る女性になっている、J.ガーランドのそんなシーンが心を暖かくする。佳作。[投票(1)]
★5波止場(1954/米)オープニングは巨大船鎮座の港の画。やはりカザンは素晴しい。教会前の会話シーン−木立を生かした落ち着いた雰囲気−もいい。シングルマザーで苦労したと言うボス。物語には絡まないが、このセリフもホンの良さだろう。1人では動かない大衆の打算。やはり傑作。[投票(1)]
★5家(うち)へ帰ろう(2017/スペイン=アルゼンチン)世の中の色んな主張を、押し付けない優しい映画。 [review][投票(1)]
★5気儘時代(1938/米)変なストーリー。carefree(原題=気まま、心配事のない)に振舞うからか、ジンジャーがいつもよりチャーミング。そして6分弱のYam danceが至福で、実に楽しい。オールベストの1つだろう。アカデミー候補の‘相手を変えて僕と踊って’―物語に関係なく、良い曲だ。[投票(1)]
★5真夏の夜の夢(1935/米)原作より数段良い。原作は修辞文ばかりで訳が分からなくなる所がある、が映画はその修辞を映像で見せるので、実に分かり易い。月へ登る妖精たち、クモ糸の打掛け、ベルガマスカの踊り、皆素晴しい。若干長いが、パックの後口上を聞いたら5点にせざるを得ない。[投票(1)]
★4バニー・レークは行方不明(1965/米)一瞬ですべてが分かってしまう解決シーンが、凄い。更にここから雰囲気を変え、モノクロトーンを生かしたショットが続く。 [review][投票(1)]
★3四つのいのち(2010/伊=独=スイス)静かな描写の中で、一人牧羊犬だけがワンワンと頑張っている。パルム・ドッグ賞もむべなるかな。我々が動物故どうしても動物を意識するが、一本のもみの木にももっと目を向けて欲しい。葉、木肌、根等色々撮れたと思う。木炭の作り方は、民俗学的にも面白い。[投票(1)]
★5パッセンジャー(2016/米)最後にガツンと来た。このラストの為に、特異流線形が素晴しい宇宙船を登場させ、迫力の太陽フレアを見せ、フィッシュバーンを無駄に使い、まぁそこそこの話をつないで来たのではないか。 [review][投票(1)]
★4ネバダ・スミス(1966/米)錚々たる芸達者が集まって時間も金も掛けた作品で、さすがに楽しめる。マーティン・ランドー(同年TV‘スパイ大作戦’が開始)も、ゲスな役を見事にこなしている。インヨー国立森林公園とオーエンズ渓谷の景色は、マックウィーンと同じ位くらい素晴しい。[投票(1)]
★4旋風の中に馬を進めろ(1965/米)その展開にしても、何という事のない話なんだが、各々のキャラが丁寧に描かれていて、その生きざま迄も彷彿とさせる。メインキャラは当然ながら、どの者を採ってみても―18歳の小娘もならず者の髯ずらも、西部で生きているという強い印象を受ける。[投票(1)]
★4座頭市関所破り(1964/日)佳作。シリーズ物では1回は出て来る身内の話とか剣豪2人の処理が上手い。安田の少し引いた画が、とても落ち着く。細部にソツが無く、子供の使用も絶妙。除夜の鐘を音楽にした所とか御来光もベタだが決まっている。ただ展開が、淡々とし過ぎたか。4.5点[投票(1)]
★4あやしい彼女(2016/日)あやしく可愛い多部と、全く怪しいばばあの倍賞の二人三脚で走るドタバタ喜劇。でも、骨格はしっかりしてそうだ。     [review][投票(1)]
★4バベルの学校(2013/仏)‘多文化共生’のシンポで鑑賞。初参加。‘違っていてもいい’‘違う事を面白がろう’‘正解は一つじゃない’‘本当に大切な事は・・・’とコピーは色々あるが、何より、こんな親がいて、こんな子がいて、こんな現実があるという‘当たり前の事’に圧倒された。[投票(1)]