★3 | 悲愁物語(1977/日) | 無機質な映像なのに、話を追っていくと梶原一騎の原案はドロドロの人間喜劇だ。江波はらしくないが、力演。私が好きな原田はいつも通りで、ねっちりと熱い男だ。主人公の新人は、胸の形が美しい。それが採用理由に違いない。 | [投票] |
★3 | 幸福なラザロ(2018/伊=スイス=仏=独) | ラザロと言うと聖書の中で復活で有名な人物だ。キリストは神の力を示す為に、死んだラザロを蘇らせる(ヨハネ福音書11章42)。
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★3 | 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007/日) | 暗いし、気持ち悪い。デビュー作は話題作にしようと、やたら過激にしている。がしっかりした画だ。特筆すべきは、永作だろう。いっそ永作中心のホラー仕立ての方が良いか?そうすると、化け物の悲しみが見えたかも。題がカッコいいが、悲しみが見えてこないので。 | [投票] |
★3 | セイフ ヘイヴン(2013/米) | 一粒で二度、いや三度美味しい作品。小説が原作の、よく練られた物語。幾つかの小さな何となく気になる疑問もラストで解消する。ハルストレムらしさが最後に出た。ケビン(デヴィッド・ライオンズ)が意外と熱演。3.5点
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★4 | 60歳のラブレター(2009/日) | 住友信託銀行主催の有名な応募企画を基にした映画。深川の間延びした演出はともかく、この企画からこの物語をまとめた古沢36才のホンを誉めたい。余りに予定調和、ベタとも思うが、これでいいと思う。元々、そういう意図の企画なのです。
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★3 | プロフェッショナル(1966/米) | C.C.の化粧が薄く、良い―胸は隠しようも無いが。胸と言えば、チキータが哀しい。バトランVSパランスは見応えがあった。面白い物語で、マカロニウェスタンにも1部盗用されている。ただ、元革命兵士としたのは良し悪し。3.8点。 | [投票] |
★3 | 建築学概論(2012/韓国) | とても素直な作品で、実話ではないかと。展開も変な作為が無く、現実っぽい。待ち続けるとか会えないかと、策を弄するのは、誰もが経験することだ。ただ映画としては物足りなく感じた。題が秀逸―原題も同じく「建築学入門」。 | [投票] |
★5 | 小川の辺(2011/日) | 原作よりはるかに良い。映像で見る山河の美しさ、支える音楽の優しさ。そして原作でも若干は触れるが、この一大事に向き合うことになった家族の面々(父母妻)の表情をより広く、より深く描写した。映画はメインの物語と同じ位、こちらを描きたかったようだ。
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★2 | 洋菓子店コアンドル(2010/日) | 何とも甘い展開。脚本家3人(1人は企画?)とは思えない。上手く回っていない。十村役の洋介は固いし、のり子は生かすのが難しい役者だが、通り一遍の演出しか出来ていない。結局、蒼井の独り舞台になった。良いのは、ガレット・デ・ロワ(とても甘い菓子)だけ。 | [投票] |
★3 | ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英) | チャーチルは尊大のイメージがあるが、それを崩すのは成功した。これはオールドマンというより、奥さんの描き方の上手さ(脚本)と彼女の力演に因る。同じく脇役のチェンバレン、国王、ミス・レントンという助演陣が皆しっかりしていた。主人公より良かったかも? | [投票] |
★4 | 三文役者(2000/日) | 殿山は読書家で、エッセーも多く発表した人物。竹中模写と側近の親しき中にも礼儀無し!はやり過ぎも、追悼として楽しい喜劇にしたかった新藤演出だろう。エッセーで色気無しとのおカジ(乙羽の旧姓)だが、一番の友だったと思う。その彼女が黒子で画を締めた。 | [投票] |
★5 | 米(1957/日) | 本当に哀しい映画。どん百姓というと、望月優子の顔が浮かぶ。朝から晩まで働いても金は貯まらず、貧すりゃあ鈍するのたとえの如く、何故か出て行くばかり。腹が立ってもどうしようもない。若者の恋の明るさが、貧困の陰影をさらに際立たせる。 | [投票] |
★4 | ロゼッタ(1999/仏=ベルギー) | 始終走っている主人公と同じで、情報が欲しい観客を無視して映画はどんどん進む。そのあわただしさ、そして手ブラは何も考えさせないというテクニックだろう。それでもついて行こうとする観客は、恋する男と同じでマゾ。そう、観客も男も元来マゾなのだ。私も。 | [投票] |
★4 | ワレサ 連帯の男(2013/ポーランド) | ガチガチの主義者かと思ったら、根っからのリーダーの素質のある人だった。自分は政治家ではないというが、そのセンスは前から十分にあったと思う。だから長きにわたって、トップの座に居続けたのだろう。
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★4 | 詩人の恋(2017/韓国) | 深い興味も持たず淡々と観ていたが、鑑賞後心がぽっと温かくなった。昔の恋を思い出したのだ。昔好きな相手のことを思い浮かべた時の、自分の純粋な心の温かさだ。今作は対象が男だが、気持ちの純粋さは変わらないと思う。 | [投票] |
★3 | 猛獣大脱走(1984/伊) | 白状します。早送りで観ていました。伊映画お得意の残虐シーンがたっぷり有って、見たくないから(指の間から見たけどね)。が、もう1つの得意芸が有ったのを忘れていた。思い出した時にはすでに遅し。常速に戻し目は釘付けになっていた、ラスト15分です。3.5点。 | [投票] |
★3 | イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(2014/英=米) | フラッシュバック(!)を多用しているが、煩わしくは感じない。それとカンバーバッチの好演、キーラの意外の良い出来で、すっきりとまとまっている。逆に言うなら、纏まり過ぎて、大人しい作品になったのが残念だ。 | [投票] |
★3 | エヴァの告白(2013/米) | 移民は今も昔も、世界中どこでも大変だ。本作の物語設定は1921年だが、100年後の日本(2023)でも移民の病人を放置、死亡させている現状だ→同年5月入管法改正法成立。本作を観てよく有る話だと思うのは、私がマトモでないからだろうか? | [投票] |
★3 | コッホ先生と僕らの革命(2011/独) | コッホはサッカーだけを広めに来たような気が・・・(いえ、失礼しました)。 | [投票] |
★3 | ポネット(1996/仏) | 子供は大人が思う以上に、本質を見抜くし、それに対しての柔軟性も持ち合わせている。
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