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[コメント] キートンのセブンチャンス(1925/米)

古風な恋が語られる(古い作品なので当たり前のことだが)。途中、映画史に残るいくつかの名シーンはあるが、物語はトゥルーラブストーリーだ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







男は好きな女に恋心を打ち明けられない。たくさんの時間が流れ、犬はどんどん成長していく。女の方から打ち明けるなんてことは有り得ないのだー昔は。

ラストでやっと女の家にたどり着くもタイムアウト。女は言う 「Don't you think we could be happy without the money?」(お金がなくても幸せになれるのじゃない?)

そこで男が言う 「There's nothing before me but failure and disgrace、 and you mean too much to me to let you share it 」(俺にあるのは破産と恥辱だけだ、それを君にも背負わす訳には行かないよ)

女は母親に縋って泣く・・・。昨今、愛がすべて、愛が一番なんてよく言ったりするが、昔はそうではなかった。男としての誇り、女としての矜持が一番だったのだ。それがよいか悪いかは別にして、ドジでマヌケなキートンがちょっぴりカッコよく見えた作品でした。

(評価:★5)

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