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[コメント] 翼に賭ける命(1958/米)

実にアメリカ映画らしい作品だが、各々のキャラクター設定が少し希薄だ。構図的にはラヴァーンを巡る男達という見方が出来るが、その男どもを一人ひとり見て行くと・・・。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 1、夫リジャーは専制的でありながら今後は親子3人で・・・なんて云う。改心はいいが、そこに至る心の動きの描写がなく、あれっ?と思ってしまう。

 2、記者のバーク。好きになったのにラストであっさり諦めているのはどうしてなんだ?

 3、ジッグスは現実的にはこういう男もいると思うが、ストーリーという流れの中では中途半端でよくわからない男としか映らない。

 4、そして昔から言い寄っているマック。彼はいわば日本のTV時代劇で村娘を手籠めにしようとする“三河屋”“越後屋”と同じキャラだ。なので、もっと“お主も悪じゃのう”という描き方をしてほしかった。

全体的に上滑り的な映画化になってしまった感じがする。

(評価:★3)

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