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[コメント] リンカーン(2012/米)

裏方に徹し、主張をしていない音楽がいい。落ち着いた撮影もいい。そして何よりスピルバーグは誠実だなぁという印象だ。誠実な映画。他に急進派のスティーブンス議員(T・L・ジョーンズ)のラストエピソードが良かったので、調べてみた。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







彼と肉体関係にあった家政婦は実在するらしい(ウィキペディアに載っているくらいだから有名な話なのだろう・・・でもないか?)

また、その家政婦リディア・スミスには夫も子供もあったらしい。えっ、不倫?というより、主人が手を出すのは当たり前の時代だったのだろう。

また、「(映画が)ああいう描き方をすれば、彼が急進派だったのは女の為だったと観客に受け取られかねない」と米の歴史家が言った(これもウィキペディア)らしいが、私は当然そう受け取ったし、それでいいと思う。好きな女と話している内にそういう考えを持ち、その考えを深めて行った、それが真実だったのかもしれないではないか。

では、あのエピソード(公文書をリディアに見せる為に家に持ち帰った)は実際の出来事なのか?―調べるまでもなく、あれは事実だったと思う。なぜなら、これは誠実な映画なのだから。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] けにろん[*]

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