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[コメント] 真昼の死闘(1970/米)

主人公ガンマンのヒゲ面、タバコの吸い方、服装、そして人を食った態度・話し方は「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」と一緒で、その続編に当ると思わせる。邦題は真剣に考えていない感じがするが、原題は考えられている。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原題は「シスターサラのための2頭のらば」だが、1頭はいつも連れている1頭として、もう1 頭は?

主人公のガンマンではないかと思う。ラストシーンが如実にそれを示しているようだ。結局サラのらばのようになるのだから。

年表を見ると、米南北戦争は1861〜65年、マクシミリアン皇帝在位は1864〜67年。あてはめてみると、主人公は南北戦争初期に2年間兵役に就き(そう言うセリフがある)、その後バウンティキラー(賞金稼ぎ)となり、「荒野の用心棒」以下3作の事件に会い、そしてメキシコに渡って、本作の物語になった、と違和感なく考えられる。

あの男の行き着くところはこんな女の所だったのかと思うと、人生なんて本当に笑えてくる。

あのおどけたような、笑っているようなモリコーネの曲がそんなことを連想させ、勝手な想像を楽しみました。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)動物園のクマ[*] ゑぎ[*] 3819695[*]

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