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[コメント] 令嬢ジュリー(1951/スウェーデン)

貴族制度末期の混沌を描いている(と見た)が、ブラックな喜劇と見るか、シリアスな悲劇と見るかで評価が分かれよう。一風変わった物語(セリフも少々時代がかっている所あり)だが、こんな物語だからこそ、その末期が活写出来たと考える。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







令嬢と下男の恋、愛してる愛していない、逃げる逃げないで、私的には大笑いの連続だった。

また、幼少から長期間かけて身に付いたものは一生ぬぐえないと常々思っているので、ジュリーは単なる貴族の我がまま娘だろうし、ジャンは結局は真面目な男だと思う。

それに関連してだが、ジャンが言う「伯爵の声を聞いただけで、自分が召使いであることを思い出します」この反応は、面白いを通り越して、何と哀しい事だろう。

(評価:★4)

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