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[コメント] 自転車泥棒(1948/伊)

この映画を観ると、林芙美子の「風琴と魚の町」(1931)を思い出す。共に同じテーマだ。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一番強くて大好きな父親がみじめな姿をさらす。幼い子の世界は小さい。その世界の絶対的なものが壊れていく・・・。どうしてよいのかわからない。つらくて、心が悲しみで一杯になる。

前者のラストは主人公だけが走り去っていくが、本作は2人で去っていく。握り締めた手の強さがヒシヒシと伝わってくる秀逸なラストだ。

PS.森光子さん「放浪記」公演2000回 おめでとうございます。('090508)

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得

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