[コメント] 雄呂血(1925/日)
平三郎は「分かってくれない」と言うが、世の中全ての人が「私は分かってもらえていない」と思っているだろう。誰でもが、平三郎の境遇になり得るのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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過去を振り返った時、ターニングポイントって確かにあると思う。右に行くか、左に行くか、我慢するかしないか、別の方法を取るか。誰でもが平三郎の境遇になり得るのだが、堕ちて行くという奴は、必ず迷わず、そちらの方向に行くものだ。これは運命なのだろうか?
映画としては、そのターニングポイントの状況設定が、少し弱いような気がする。というのは、昨今(今は2017年)の何人かの脚本家なら、もっと追い詰められた状況を作り出せそうに思うからだ。
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