[コメント] 荒野の決闘(1946/米)
タイトルからしても、西部劇というより恋愛劇だろう。OK牧場の決闘は物語を彩る一つの事件という位置付けでよいだろう。その恋愛物語とは、・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それは、西部の男ワイアット・アープと友になる医師ジョン・ホリディ(腕も立つインテリ)と、ホリディを愛した酒場女チワワ(原住民2世だろうか)と、東部から彼を追いかけて来た元看護婦(あの頃の看護婦だから当然インテリというか誇りある女性)クレメンタイン・カーター嬢の物語。
Dr.ホリディが本当に愛したのはクレメンタインか。そうなら、スカートで涙をふいていたチワワが本当にいとおしい。
チワワの純情、Dr.ホリディの考え、クレメンタインの思いそしてワイアットの想い。それらすべての物語を語る黒子とは、実は最初のシーンから最後のシーンまで登場しているのだ。それは大平原にそびえ立つビュートと呼ばれる孤立状台地に他ならない。
この大自然ビュートが見守る中、小さな人間の小さな新しい恋愛物語を予見するラストは、やはり傑作の名に恥じないラストだろう。
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