コメンテータ
ランキング
HELP

KEIさんのお気に入りコメント(12/56)

メッセージ(2016/米)★4 「いくらなんでもそれは…」といういささか突飛な設定ではあるが、きちんとした本格的なSF映画として見応えはある。言語学者として、あらゆる可能性を視野に入れて手順を踏みながら着実に前に進む作業はまさに科学そのものでもある。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
メッセージ(2016/米)★3 彼らの描く表意文字へのSF的興味より、同一事象に対する人類の対応のダイバーシティ性に関心が向く(ように作られている)。俯瞰された人類の実態と人類への期待とが共に描かれ主題は好ましい。しかしいくらなんでもここまで説話の時制が複雑だとフラストレーションが溜まってしまう。観客に聡明さを求める作品に魅力は感じない。 (ジェリー)[投票(2)]
リグレッション(2015/スペイン=カナダ)★4 トラップを用意するのは映画の常だが、実は現実世界もトラップだらけだと知るとさらに面白い。トラップを楽しむ作りになっていないところに好感が持てる。 (るぱぱ)[投票(1)]
パラサイト 半地下の家族(2019/韓国)★4 どうにも星ひとつ減点したいのは、笑えない現実が笑えなさ過ぎることと、コメディ仕立てが夢物語のように見えるところか。狂気の向こう側に涙が見えないのが不満だけど、本当に笑えない現実の中ではもう笑い飛ばすしかないのかもしれない。 (るぱぱ)[投票(1)]
ある天文学者の恋文(2016/伊)★3 前作『鑑定士と顔のない依頼人』でも思ったけれど、ジュゼッペ・トルナトーレの愛の認識には倫理的な危うさがつきまとう。また、その危うさで映画を加速させるには演出の馬力が乏しい。オルガ・キュリレンコのスタントウーマンにはオモシロがあるが、その選職理由を深層心理に求めてしまう作劇は無粋だ。 (3819695)[投票(1)]
アンネの日記(1959/米)★5 あの部屋からの青空はさぞ綺麗に見えただろう。密室の中で遠くを見つめるような少女の視線を、終生忘れることはない。少女が期待と想像に賭ける姿勢を、映画人としても共有化したいという情熱が伝わってくる。驚異的に丹念なキャメラによる魂を洗うような記録。 (ジェリー)[投票(2)]
アンネの日記(1959/米)★3 「初恋の相手」にしかなれないリチャード・ベイマー。お前はどういう俳優だ? (りかちゅ)[投票(2)]
アンネの日記(1959/米)★4 本作が価値高いのはまず本物のアンネの隠れ家で撮影されたことだろう。相当セットが混じっているが、それでも感応させられる磁場が確かにある。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
ダーティファイター(1978/米)★4 これ以上のオランウータン映画があるだろうか。イーストウッドとウータンのダブル主演という前衛的すぎる企画。ウータンの演技も完璧だが、それを見つめるイーストウッドの優しい目がいい。彼がこんなに優しい目を見せる映画は続篇および『ブロンコ・ビリー』のいくつかのシーンを除いて他にない。もう胸キュンである。 (3819695)[投票(2)]
ダーティファイター(1978/米)★3 ルース・ゴードンはアメリカのミヤコ蝶々である。(05・8・08) [review] (山本美容室)[投票(2)]
21グラム(2003/米)★4 俳優陣の熱演(特にデル・トロと彼の妻役)は見事だしバラバラの破片を組み合わせていくような構成手法は面白い。しかし肝心のラストのパンチ、結局何を一番訴えたいのかが不鮮明なため、「見応えはあった」という感想だけで終わってしまった。 (ダリア)[投票(9)]
21グラム(2003/米)★3 ちゃんと編集しろ。 (黒魔羅)[投票(4)]
ドリーム(2016/米)★3 良さげなエピソードをぶつ切りのまま雑に並べて雑な構図で撮影して雑に編集しただけの雑な映画だった。不合理なお作法(この場合は人種差別なのでもっと深刻だけど)が仕事を邪魔するのを突破してプロジェクトを成功させるという燃えるネタが凡庸な映画に仕立てられてしまいあまりにも残念。 [review] (月魚)[投票(4)]
ドリーム(2016/米)★4 この50年の間の、社会の変化を実感させる映画。世の中は確実に進んでいるが、それは自然にそうなったのではなく、前に進めるための人の努力があったからこそである。 [review] (シーチキン)[投票(5)]
ノートルダムの鐘(1996/米)★4 悲しくて残酷だなあと思うのは、見た目ではなく中身で評価してほしいと思っているカジモドも、美女を好きになってしまうところ。 (華崎)[投票(1)]
ドリーム(2016/米)★4 黒人だけど、女性だけど、ゲイだけど、障碍者だけど。こういうエクスキューズが結局は「役に立つかどうか」でしか語られない気がする。役に立つかどうか、能力が秀でているかどうかだけが生きる価値なのだろうか。作品は、俳優も撮影もプロダクションデザインもセリフも素晴らしかったが、素晴らしかったからこそ、見終わった後に考えてしまった。 [review] (jollyjoker)[投票(3)]
ドリーム(2016/米)★4 人生や社会経験で染みついた偏見は習慣化することで“悪気ない”というベールをまとう。最先端の合理的科学集団NASAですらこの体たらくよ、とタラジ・P・ヘンソンのメガネ越しの困惑まなこ顔が、自称「偏見なんかない人」の偏見をあぶり出すエンタメ快作。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
ドリーム(2016/米)★5 隠れていた重要な数を表舞台に立てずにいた女性たちが見つけた、という素晴らしい原題 [review] (HAL9000)[投票(5)]
スパイの妻(2020/日)★3 数々の映画作品へのオマージュがちりばめられていれば、それは映画と言えるのか。否、と思う自分がいる。しかしこの作品は元がTV作品である。作品を責めるのは筋違いであろう。むしろ、 [review] (ロープブレーク)[投票(3)]
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)★4 ダレるところがほとんどなかった。基本的には逃走劇だけど、ずっとカーチェイスシーンで2時間押し切る。(2021/08/18/KOBCL) (USIU)[投票(1)]