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KEIさんのお気に入りコメント(19/56)

スパイの妻(2020/日)★3 ヴェネチア銀獅子賞より、黒沢清がNHKのニーズに応えられるくらい大人に成長したことを祝福したい。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
スパイの妻(2020/日)★3 逆賊の妻に堕ちる決意に世界視野の判断なぞ微塵も関与しない女の性に黒沢は元より関心がないのに女優蒼井優の表現力が辛うじて崩壊を繋ぎ止めてしまう。それでも一大クライマックスになる筈のスクリーン前での大見得は展開の表層性ゆえに虚しく空転。 (けにろん)[投票(5)]
スパイの妻(2020/日)★4 リアリズムにこだわらず、芝居がかった演出で緊張感を生み出し、暗い時代の陰鬱で重苦しい雰囲気を、現実以上の迫力で真に迫って描いた良作だと思う。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
スパイの妻(2020/日)★4 男の正義と女の恋慕の間に生じた溝を、感情の勢いで飛び越えようとする女と、ゲーム的術数で埋めようとする男。女の半径3メートルの痴話嫉妬が、ビジネス仕様の世界主義に端を発した優男の野望によって、図らずも帝国主義と対峙する大胆不敵なエンタメサスペンス。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
スパイの妻(2020/日)★5 なんと黒沢のカント主義宣言。高橋一生は9.5ミリ映画で世界を救わんとする(含『河内山宗俊』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
見知らぬ乗客(1951/米)★5 何はともあれ回転木馬! ラストもそうだが、一回目の回転木馬シーンのえも云われぬ不気味さこそが余人の遥かに及ばないヒッチコックの到達点だ。 [review] (3819695)[投票(6)]
見知らぬ乗客(1951/米)★4 ヒッチコックをこれから観る、という方に入門編としてお手ごろと思います。 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
リラの門(1957/仏=伊)★4 フランス映画らしい見事な人間模様の描き方。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
リラの門(1957/仏=伊)★4 悪事と善意のボタンの掛け違いが実に巧妙。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
リラの門(1957/仏=伊)★4 芸術家とジュジュが逃亡犯の荷物を運ぶ場面は影絵みたいでとても印象的だった (TOMIMORI)[投票(1)]
プレシディオの男たち(1988/米)★2 男たち、と謳っている割にはジェイとドナといちゃいちゃが多過ぎる。ミステリー要素も突飛もなく面白くない。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
仔鹿物語(1947/米)★3 開拓者はたくましいということ。子どもを一人前と認めて役割を与えて育てること。失敗しても責めずに支えること。子役の演技は鼻につくが、児童文学の良作がよくまとまっている。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
新聞記者(2019/日)★4 現政権へのダイレクトな批判を描写したことに驚いた。まだこういう物を作れる余地は残っているのか。。 [review] (おーい粗茶)[投票(7)]
新聞記者(2019/日)★4 私もときどきデモに参加するのだが、内閣情報調査室には私の顔写真も保管されているのだろうか。撮るよと教えてくれたらサムアップのポーズぐらいしたんだが。 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
新聞記者(2019/日)★5 内閣情報調査室に属するエリート官僚が自分のやっている仕事に疑問を抱く、という反政府的な内容の本作だが、まだこの国には辛うじて表現の自由があるらしい。ネットの普及により半ばオワコン化しつつある新聞社の女性記者役は引き受けてくれる女優が国内にいなかったため、シム・ウンギョンに決まったと聞く。さてラスト、杉原は...... [review] (IN4MATION)[投票(1)]
THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女(2018/中国)★4 ガキの火遊び程度の顛末だが具体性に富んだ環境描写に刮目させられる。中共による香港民主派弾圧報道の他所で生活者には生きてくことが第一義。返還直後の『メイド・イン・ホンコン』から20余年、高台から見渡す街並みは変わらぬように見える。それが希望。 (けにろん)[投票(1)]
THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女(2018/中国)★3 中国と香港という“あやふや”な境界がはらむ状況を描くにあたって、生活者がかかえた矛盾をバイ・シュエ監督は密輸サスペンスとしてエンタメのなかに仕込むわけではなく、といってシビアに告発するわけでもない。16歳の少女は、ひたすら少女らしく描かれる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
地獄への道(1939/米)★4 驀進する列車の上を駆ける強盗のシルエットのこの上ない緊張感。天井を一つ隔てたその下の車室の心地よい平和な明るさ。これが一つのショットに収まっていることのすごさ! モニュメント・バレー西部劇とは対極的な森と湖の西部劇。時代を超えて今なお美しく、メッセージ性も今に通用する新鮮さに満ちる。 (ジェリー)[投票(1)]
蟹工船(1953/日)★4 「蟹・光線」という怪獣ものだと思い込んでいたものだ、昔。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
真昼の暗黒(1956/日)★5 橋本忍の脚本は切れ味良く、映画としては文句無く面白い。ただそれ以上に怖い映画でもある。否、良くも悪くも「映画」を「道具」として使う怖さ、その影響力が恐ろしいのだ。 [review] (sawa:38)[投票(4)]