コメンテータ
ランキング
HELP

緑雨さんのコメント: 点数順

★4チェンジリング(2008/米)演出の完璧さについてすべてを語ることなど到底できないが、ここでは特にアップカットの使い方の素晴らしさに触れておきたい。 [review][投票(10)]
★4驟雨(1956/日)不器用で天然っぷりがかわいらしい原節子と、家では虚勢を張っているが外に出ると器の小ささを露呈する胃弱夫・佐野周二。典型的な小市民の子無し夫婦の姿を見るようで、身につまされるとともに苦笑がもれる。 [review][投票(10)]
★4ポセイドン・アドベンチャー(1972/米)「決断をするために必要な、最低限の時間は存在している」という状況が、出色の人間ドラマを生み出している。 [review][投票(10)]
★4レスラー(2008/米=仏)顔面と肉体で、リアルとロマンを語る映画。 [review][投票(9)]
★4グラン・ブルー(1988/仏)深遠なる青の魔力、虜になるのは彼だけではないはず。 [review][投票(9)]
★4バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米)何度観ても、安心してハラハラできるエンターテイメントの王道。伏線の張り方とかディテールまでとっても丁寧。マイケル・J・フォックスの元気さも、スケボーやギター演奏のシーンなどとっても躍動感があって爽快。[投票(9)]
★4ローラーガールズ・ダイアリー(2009/米)ドリュー・バリモアは大したもの。頭の良さ、懐の深さを感じさせられる。「クスリでハイになってんのか」って! [review][投票(8)]
★4ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007/米)ストリングス中心の不穏なBGMに心搔き乱され、噴き出す油とガスと、天に昇る火柱と黒煙に背徳の美を感じる。主人公の行動がサディスティックだが、こういう主人公を造形すること自体がもっとサディスティック。 [review][投票(8)]
★4エターナル・サンシャイン(2004/米)「男の未練」の詩情溢れる映像化。 [review][投票(8)]
★4許されざる者(1992/米)人に銃口を向けて引き金をひく。そのことの意味とそれがもたらす事実を、誤魔化さずに真面目に描いた秀作。[投票(8)]
★415時17分、パリ行き(2018/米)英雄といえども、実はごく普通の人間でしかない。が、やはり選ばれた人間だからこそ英雄になれるのだ。 [review][投票(7)]
★4麦秋(1951/日)デジタル修復版にて再鑑賞。原節子のキャラクタが『晩春』とは一転して終始安定している。一見天然のようで、全てを悟っている慈母のようでもあり。複雑さを高度に安定させながら、淡島千景との秋田弁の応酬など意外な芸達者ぶりも見せる。 [review][投票(7)]
★4ラ・ラ・ランド(2016/米)こう言っては何だが、2人が美男美女すぎないのが、この可愛らしくも切ないミュージカルにマッチしている。エマ・ストーンは、顔はジョディ・フォスターみたいだが、身体性が素晴らしい。単にスタイルがよいと言うより、体幹がしっかりしているというか。 [review][投票(7)]
★4ロング・グッドバイ(1973/米)プロットだけ採り上げればまったくつまらない探偵モノなのだが、それでもこんなにカッコよくって印象深い映画になるのだ。冒頭、深夜にキャットフードが切れて買いに行くというだけのエピソードでも目が離せないんだから。 [review][投票(7)]
★4ブルージャスミン(2013/米)マスカラの涙で目元を黒ずませながら「降りられない」女の哀れさを体現するケイト・ブランシェットの奮闘ぶりは見事としか言いようがない。「上位1%の富裕層が富全体の20%を…」みたいな格差社会への反感という世相を味方に付けた作風だが、 [review][投票(7)]
★4そして父になる(2013/日)驚くべきは福山雅治演じる主人公のあまりに低体温なキャラ造型。確かにエリート臭漂ういけすかないヤツなのだが、怒りをぶつける甲斐もないほど手応えがない。 [review][投票(7)]
★4奇跡(2011/日)「爆発してるんやで。こんなとこ普通に住んでるなんて意味わからん。」 [review][投票(7)]
★4第9地区(2009/米=ニュージーランド)気に入ったのは、主人公が強くも正しくもないフツーの奴ってところ。 [review][投票(7)]
★4NINE(2009/米)この顔ぶれでミュージカルという時点で満ち満ちていた期待感は、冒頭20分の流麗な場面遷移でぱんぱんに膨らんだのだが…。心待ちにしていた、女優たちの「共演」が「競演」に高まる瞬間はついに訪れることなく、寸止め感を残したまま映画は終わってしまった。 [review][投票(7)]
★4インビクタス 負けざる者たち(2009/米)確かに拍子抜けするほどひねりのない物語展開。イーストウッドが近作でみせたような偽悪的、露悪的なまでの強度の高い演出は嘘のように影をひそめている。しかし、それでもこれは観る者のエモーションを揺さぶる映画だ。 [review][投票(7)]