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[コメント] 10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002/英=独)

テーマに捉われ過ぎなのか理屈っぽい作品が多い。もっと自由に撮ればいいのに。まあまあ気に入ったのはフィギスの四分割。そしてゴダールはやっぱり偉大。
緑雨

ベルトリッチ。物語として目新しさは無いけど、演者の顔つきと編集が佳い。

フィギス。観てて疲れるが、構成力はなかなかのもの。

メンツェル。老俳優の過去映像モンタージュ。最初はいいかなと思ったが、10分でもダレる。結局、発想が安易。このへんから眠くなる。

サボー。サスペンス不足で中途半端。

ドゥニ。最悪。理屈っぽさの極致。こちとら、こんなご高説を賜りたくて映画を観てるわけではない。

シュレンドルフ。シチュエーションは嫌いじゃないけど。なんだこのぶれぶれカメラは?と思ってたら虫の眼だったのね。そのへんが小賢しい。

ラドフォード。印象には大して残らないが悪くはない。女型アンドロイドがよい。

ゴダール。…やっぱ格が違うね。投げ出されるごみ袋、はためくスクリーン、それだけで十分映画。映画は理屈じゃない。それでもやっぱり眠かったけどね。

(評価:★2)

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