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[コメント] 父ありき(1942/日)

父と子、ふたりで織り成す一代記。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いつの間にか酒や煙草を嗜むようになっていた息子。同僚教師の娘はすっかり年ごろに。かつての教え子も立派な社会人となり人の親になっていた…何気ないエピソードの積み重ねで時の移ろいを描くのが本当に巧い。

父が倒れるシーンの激しさには驚いた。それまでずっとゆったりしていただけに。

それにしても録音の保存状態がひどいなぁ。トーキーなのにサイレントを観ているかのような不思議な感覚。それがまた妙味だったりもするんだけど。

(評価:★3)

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