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[コメント] ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)

チャキリスらイベント屋が移動するオープニングシークェンスから、心地よき豊穣なる夢の世界へと誘われる。明るくて、柔らかくて、のどかで。
緑雨

ドヌーヴ&ドルレアックの双子姉妹も悪くないが、むしろその周囲の人々。ダニエル・ダリューの若々しさ、ウェイトレス娘の愛らしさ、ミシェル・ピコリの渋さ、そしてダメ押しで登場するジーン・ケリーのある意味胡散くさいまでの満面の笑顔!

主要登場人物が出揃うのにたっぷり前半60分を費やし、大したドラマもなく何となくそれぞれの恋路をほのめかすところでエンディングを迎える、その鷹揚なこと。

バラバラ殺人が身近で起こっても「あら恐い」の一言で済まし、次の瞬間忘れたかのような笑顔で唄い踊りだすいい加減さが素敵だ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)DSCH[*] ぽんしゅう[*] 動物園のクマ[*] 3819695[*] 水那岐[*] けにろん[*]

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