[コメント] リトル・ロマンス(1979/米)
これは気に入っちゃいました。たまにこういう夢物語を観るとホント心が洗われます。
二人が出会い惹かれ合っていく様子がとても自然で、好感が持てる。ハイデッガーなんか読んでる少女と、ひとり映画館に入り浸る少年。二人とも周囲の友達と興味のレベルが合わなくって、たぶんちょっと孤独。家庭環境もそれぞれに複雑そうだし。それだけに相性ピッタリの異性と運命的に出会い想いが盛り上がっていく、そのへんの過程がすんなりと受けとめられる。しかもパリ、ベローナ、ベネチア…美しすぎる舞台。心地よい音楽。
アメリカ映画にしては珍しく英語とフランス語をきっちり使い分けてるところにも好感。劇中『明日に向かって撃て!』や『スティング』が使われてたり、ダイアン・レインの母親に言い寄る映画監督の名前が「ジョージ」だったりするあたりにロイ・ヒル監督のお茶目ぶりが出てて微笑ましかった。
ただ一つだけ。データ分析だけで勝てるほど競馬は甘くないぞ、とは言っておきたい。
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