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[コメント] 許されざる者(2013/日)

和製西部劇の舞台として開拓時代の北海道を持ってくるのは考えてみれば当然出てくる発想なのだが、これが実に嵌っている。荒々しく寒々しい大いなる原野が孤独で哀しい男たちの運命の舞台として映える。一方渡辺謙は、イーストウッドに比べると人の好さが滲み出過ぎているように感じる。
緑雨

件の酒(どぶろく)を飲み干すシーンの重みが損なわれている。銃と刀という二系統の武器が登場することでアクションもややとっ散らかってしまった印象。

女郎たちも清潔すぎる。忽那汐里の学芸会演技ではやはり真味が出ない。

(評価:★3)

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