[コメント] ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米)
タランティーノ流シャロン・テイトへの鎮魂歌。
実際に起きた事件の知識を仕入れて観ると、いくらルーズでオフビートな展開が続いても、どこか不穏な空気を感じ続けざるを得ない。テイト役マーゴット・ロビーが自身の出演する映画を鑑賞するシーンでは、その幸せそうな姿に胸が痛む。
ブラッド・ピットが映画牧場を訪れるシーンでテンションは急上昇し、クライマックスの恐いもの見たさは最高潮に達する。そして、鑑賞後の余韻は…「感動」としか表現できない。一世一代の優しき与太話。
それにしても、ディカプリオはこういうちょっといけ好かない中年役が堂に入ってきたな。こんな路線で大御所化するとは、面白いものだ。
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