[コメント] 男と女(1966/仏)
女は誰もが目を惹かれる美女、男は一流レーサー、という時点で相当鼻白む設定だが、一切の衒いもなく押し切る力強さには感服。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラスト、ホテルでの「失敗」を経てパリ駅に先回りしての再会というあたりの捻りには反動としてのささやかな衒いを感じたりもする。ハッピーエンドの一方で、そこはかとなく二人の行く末も安泰ではないだろうなと予感させる余韻も漂っていたりして。
カラーとモノクロの使い分けなど小賢しさも感じるが、ところどころでハッとするような佳い画面がある。都会的なアヌーク・エーメと海辺の風景の取り合わせが妙味だし、フレーミングで子供が運転していることを隠すトランティニャン登場シーンの印象付けも出色。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。