[コメント] 魂のジュリエッタ(1965/仏=伊)
『8 1/2』と裏表の関係、というのはよく分かるが、極彩色という手段を得て、退廃は乱痴気の気配を帯びる。
その乱痴気に一本筋を通すのがジュリエッタ・マシーナのポーカーフェイス。喜怒哀楽を極限まで抑えつつ、それでいて感情を伝えてくる、表情の作り方はほとんど神業の域。そしてここぞの場面では後頭部と背中で爆発する感情を表現。これに尽きる。
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