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緑雨さんの人気コメント: 更新順(25/56)

人気コメント投票者
★3フィールド・オブ・ドリームス(1989/米)高校生時分、劇場公開時以来25年ぶりの鑑賞だったが、当時は印象に残らなかったことがいろいろと目につき、新鮮だった。こんなに甘いファンタジーが映画として成立してしまうのも80年代という時代の為せる業だな。よい時代だった。 [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★3バベットの晩餐会(1987/デンマーク)後半はただ料理して給仕して食べているだけなのにすごく面白い。もちろん、料理を作る、食べるという営み自体がもともと映画的な所業であるのだが、素材を作品に仕上げていく過程の見事さや、食す人々の素朴な驚きや幸福感が伝わってくるのが好い。 [review]けにろん[投票(1)]
★4マネーボール(2011/米)「マネーボール理論」、セイバーメトリクスを表現(説明)できているかというと全くできていないのだが、まあよし。人と人が出会い、交わり、通じ合う瞬間の表現が抜群に素晴らしい。 [review]maoP, ぽんしゅう, chokobo, カルヤほか5 名[投票(5)]
★3裏切りのサーカス(2011/英=仏=独)昔懐かしい諜報戦を硬質な手触りで描くタッチには見応えを感じるが、今更東西冷戦期を描くとなるとノスタルジーの味わいが入り込むのは仕方ないところか。シーンの割り付けが少々忙しく、展開がややわかりづらい。 [review]けにろん[投票(1)]
★3リオ・ブラボー(1959/米)正直なところ、名作だとは云えないと思うが、独特の妙味がある。いつまでたってもコトが始まらず、敵も味方もウダウダやってるだけ。この余裕ある尺の使い方。それでここまで魅せてしまうんだから。ウォルター・ブレナンの可笑しみが堪らんし、即興風セッションにも聞き惚れる。大魔人, けにろん[投票(2)]
★4わが母の記(2012/日)湯ヶ島、世田谷、軽井沢…入念な考証に基づき昭和の風景と文化をしっとりと画面に定着させる一方、女性に囲まれた華やかな一族はアメリカのシット・コメディばりの軽妙な台詞の応酬でリズムを作り、 [review]ぽんしゅう, 水那岐, けにろん[投票(3)]
★3崖っぷちの男(2012/米)こんな大衆的なクライム・アクションとは思わなかったが水準級。飛び降り騒ぎの本当の狙いが明らかになっていく過程は、滑らかとは言えないまでも観ているものを惹きつける乗りのよさがある。劇場型犯罪で、野次馬を味方につけていく展開に、『狼たちの午後』が脳裏に浮かぶ。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4人生万歳!(2009/米)残念ながら永遠の愛など無いのだという身も蓋もない真理を、シニカルに振れ過ぎることなく軽妙に描き、しかも強引に幸せな気分にさせてしまうという神業。アレン円熟の一作。 [review]けにろん[投票(1)]
★3(500)日のサマー(2009/米)オフィスでのレヴィットとデシャネルの位置関係と距離感が絶妙。近からず遠からず。レヴィットは顔を上げればデシャネルの姿が眼に入る。デシャネルの目線にはレヴィットは入らない。 [review]けにろん[投票(1)]
★4ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009/米)バカ映画でありながら、本当にバカやっている場面は省略されるという手法の画期性。そして、その省略された時間にあった出来事を脳内補完させるに足るだけのキャラ演出と構成の巧みさ。エンドロールのスライドショーが蛇足に感じられるほど完成されている。DSCH[投票(1)]
★3フィギュアなあなた(2013/日)佐々木心音はカラダを晒すこと以外ほぼ何もできていないのだが、それでも懸命にやっているのは伝わってくる。だからこそノーパンで宙を舞う姿には神々しさが漂う。それにしても、出版社とか麻雀とか発想が昭和。MSRkb[投票(1)]
★5ジャージー・ボーイズ(2014/米)エンタメ界における成り上がりと分解の物語としてはなんら新しさはない。その渦中にいる彼ら自身がカメラ目線で語りはじめた刹那、物語は普遍性を脱ぎ捨て、私(わたくし)に殉じる。 [review]kazya-f, ぽんしゅう, サイモン64[投票(3)]
★4ガントレット(1977/米)いくらなんでもさすがに銃弾使いすぎだろ、と無粋なツッコミをついしたくなってしまうほどの思い切りのよい荒唐無稽さ過剰さが素晴らしい。 [review]3819695, けにろん, ゑぎ[投票(3)]
★3預言者(2009/仏)フランス版塀の中の『アウトレイジ』。どこの世界(社会)でも力による支配の構造っていっしょなんだな、ということが、説明的でなく短いカット・シーンを重ねることでうまく表現される。特に序盤はテンポが軽快で手際がよい。 [review]jollyjoker[投票(1)]
★2エイリアン3(1992/米)「エイリアン」シリーズのコンテクスト云々以前に、単純に一本の映画としてつまらない。脚本がお粗末としか言いようがない。 [review]けにろん, Orpheus, アルシュ[投票(3)]
★4ゆれる(2006/日)香川照之無双。真木よう子を送って実家に戻ってきたオダギリジョーとの会話シーンでの静かなる不穏さ。面会室や法廷での底なしに掴み所の無い豹変ぶり。転落死のミステリーに香川の存在感が相乗して、思いっきりサスペンス状態に放り込まれる。 [review]ゑぎ, DSCH[投票(2)]
★4白痴(1951/日)こんな支離滅裂な形でしか残存していないことを心から嘆く。もし”完全版”が現存したとしたら、きっと世界史に残るような大傑作だったに違いない・・・と勝手に想像している。黒澤渾身の演出の数々。 [review]ぽんしゅう, 草月, づん, ゑぎほか5 名[投票(5)]
★3赤ひげ(1965/日)肝心の「赤ひげ」に、単に「貧民を助けている」ということを超えた人間的魅力が感じられない。それはひとえにエピソードありきの演出の責任ではないかと思う。 [review]ぽんしゅう, ゑぎ, けにろん, ina[投票(4)]
★4カジュアリティーズ(1989/米)高校生時分に観て、ショーン・ペン=鬼畜のイメージを強烈に植え付けられた。それくらい巧い。ペンが巧いので、マイケル・J・フォックスドン・ハーベイジョン・C・ライリーらの受けの演技も映える。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★3ブエノスアイレス(1997/香港)香港や台湾が、足下の奥深く、地球の真裏側にあるという感覚を映像で描いたのは特筆に値すると思うが、ブエノスアイレスで東洋人がタンゴを踊る、その無粋な姿にはほとんど心動かされなかった。そもそもこの舞台設定で、中国人同士の愛憎軋轢しか描かないというのはいかにも物足りない。 [review]けにろん[投票(1)]