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[コメント] パルプ・フィクション(1994/米)

見るのが10年遅すぎた。(2005年6月18日WOWOWで録画してあったものを鑑賞。)
早秀

この作品の存在と一般的な評価を知りながら、これまで見なかった理由。

1.タランティーノ監督作品で最初に見たのが『ジャッキー・ブラウン』だったが、この作品を見て自分の好みの監督でないと思った。

2・尺が2時間半もあるので、腰が重かった。

ところが『キル・ビル』を見てわたし的には絶賛! 長い尺は相変わらず壁にはなったが、見ない事には永遠にHDDレコから消せないので、先の予定は気にせずPLAYボタンを押してみた。

相変わらずの豪華キャストを気づかせてくれないぐらいの古ぼけた絵作り。セリフを絶賛する人が多いが、相手のハンバーガーを一口もらうシーンも、タランティーノのニグロの看板のセリフも、行き先を聞いてタクシーに乗ってる未来を予測するセリフもニヤリ程度で後に語り合うほどでもない。時間軸のパズル化もタランティーノのが元祖なのかもしれないけど、彼自身(『キル・ビル』のパズル化の効果は?だけど)、もしくは亜流を見てきたので「あっ、これが噂のヤツね。」程度。ストーリはあってないようなもの。ダメな男の表現もヤクザや落ちぶれたボクサーよりは、『バッファロー’66』のビリーの方が共感がもてた。

大昔「Wizardry」と言うコンピュータゲームがあった。自分のキャラは画面になく、アイテムやモンスターもしょぼいグラフィック。あらゆるイベントも1行たらずの文章のみでかたずける。でも、とてもおもしろかった。寝ないでやったもんなぁ。自分のキャラの容姿やレアアイテムは脳内で3Dポリゴンで表示されていたし。(笑) でも、最近のガキにやらせても「ドラクエのパクリじゃん!」とか言われて速攻返されそうだ。

映画もゲームも生物だとつくづく思った。DVD等によりいつでも好きな時に作品を見られる時代になったけど、1994年に見るべきだったと思う。「これで終わり?」ってぐらい2時間半の長さは気にならなっかので、おもしろいと思える要素はあったと思うから。

(評価:★2)

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