大人として、この映画にコメントをするコトはできません。

　あのころ、「できたらいいな」を、片っ端からやっちまった主人公達に淡い「嫉妬」を覚えつつも、何か冒険の匂いを探して、やたら山の中に入ってみたり、海辺をうろついたり。 　この映画を観ると、日常のどこかに非日常への入り口があるような気がして、いつも探してました。

　主人公達の中では、同じ東洋人だからか、キー・ホイ・クァンに一番親しみを感じていました。後になって、大人になった彼を見て、なんだかとっても悲しくなりました。自分が大人になっていく、というコトなんだか客観的に見ちゃった感じです。せめて、映画の中の人物だけは歳をとってほしくなかった、そんな自分勝手なな気持ちになったのを覚えています。

　洋楽なんてこれっぽっちも聞かなかったボクが、洋楽に目が向いたのは、シンディ・ローパーのおかげかも。テーマソングがそのままファミリーコンピューター版のメインＢＧＭだったので、覚えるのも早かったですね。