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[コメント] ダンケルク(2017/英=米=仏)

名も無き兵士たちと共に溺れ、焼かれ、飛び、落ち、逃げ、今、帰ってきた!映画の原始的な体感を味わう。IMAXの超高精細なフィルム映像が、半端ない没入感を生み出す。凡百の映画がCG臭をファブリーズするのに心血を注ぐ中、フィルムに拘る熱い映画バカ、ノーランの美学が炸裂する。
まー

クリストファー・ノーランという作家は、今やIMAXの申し子とさえ言って差し支えなく、

CG全盛デスクトップムービー地獄の現代に「映画とは何か」を突きつける存在であり続ける。

「CGが映画を自由にする」と、かつて誰もが夢を見たはずなのに、

巨大な資本が映画を不自由にし、レンダリングがいつか生身の役者の仕事を奪っていく。

映画バカ達の熱い魂はどんどん据え置かれ、埃をかぶっていく。

今回、この作品でノーランは高価なIMAXカメラを水没させあわや撮影済み素材全滅の大事故を起こしたそうだが、

そういう話を聞くたびに、映画の撮影現場の浪漫を思う。

アナログで不自由な「生」の臭い、のようなものを思う。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)おーい粗茶[*] pinkmoon[*] ゑぎ[*] 緑雨[*] サイモン64[*]

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