[コメント] 運命じゃない人(2004/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
以前から気になっていたのですが、ようやく観ることができました。
ラストシーン。みなさんはすっきりと消化されましたか?
私は婚約解消した真紀の元恋人が、部屋を貸してくれと言った宮田の会社の先輩だと思っていました。
冒頭のシーンで真紀が合鍵を置いてきたアパートは、先輩の部屋だったのではないかと。そのアパートはカッコつけて彼女をつれてくるような雰囲気ではありませんでした。
先輩にはカッコつけたい新しい彼女ができたんですよね・・・。
先輩の新しいその彼女。24歳看護婦の正体は、詐欺女あゆみだと思っていました。
あゆみが探偵事務所で吸っていたタバコはメンソールでした。真紀が婚約解消した理由は、彼氏の車の助手席の灰皿に口紅が付いたメンソールのタバコを見つけたことが発端でしたよね。
探偵の神田があゆみを調査したときのファイルには、あゆみが看護師の格好をした写真が収録されていました。
であればもう! と、思っていた。
なのになのに。。。
ラストシーンで、宮田のマンションで鉢合わせとなった真紀と先輩。顔を合わせたのに、何も起こらない! え〜〜〜っ!
私の見立ては間違っていたようです。
先輩の存在意義は、一連の出来事が一夜のことだった。という事を知らせるだけの事だったのでしょうか?
ところで、その後はどうなったのでしょう?
「ごめんなさい!返します!」と札束を宮田に差し出す真紀。目玉が飛び出すくらいにびっくりする宮田と先輩。 「あーー!」と部屋の奥から出てくる神田。「そ、そ、それ。宮田が捨てちゃったんじゃなかったのか?」真紀は泣きながら 「ごめんなさい!わ、私が。。でも、宮田さんに謝りに帰ってきたんです。」 神田の頭の中はグルングルン。組長のところに持って行くべきか??? 宮田の頭もグルングルン。な、なんでそんな大金が?しかもなんで神田が知ってるんだよ。 「皆さん!お取り込み中申し訳ありませんが、部屋からすこ〜しのあいだ、外にいて頂けますか?あは」「私、もうそろそろ彼女を迎えに行かなくては。。。カギアケテオイテネ」と、先輩が部屋を出て行く。 先輩が待ち合わせ場所で彼女を迎える。 ガチャ。札束を囲んで腕を組み車座になった集団がドアの方を一斉に見る。
「あゆみ!」
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