[コメント] 鑑定士と顔のない依頼人(2013/伊)
おじさんが手袋を外して触れたかったもの。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラストシーンにはいくつかの解釈があるようだ。
車椅子で病院生活を送るようになった主人公。 その後、 プラハに引越し、ナイト&デイで彼女を待つ主人公。
プラハは妄想だ。とする意見は多い。 監督がこの意見のために用意した画はリハビリのシーンだ
球体の中に入ってグルングルンしていたあれだ。 NASAのマシンをヒントにドイツで開発されたスペースカールというトレーニングマシンだそうだ。 宇宙飛行士が使うようなマシンを使ってリハビリに取り組んだシーン。このシーンは妄想ではないだろう。 となると、車椅子が主人公の最後の姿ではない。
彼はプラハに引っ越したのだ。
この映画のキーワード。 "嘘(贋作)の中にも本物がある。"
彼女との恋(嘘)にも本物があったかもしれない。
「どんなことになろうとも、あなたを愛しているわ」 彼女はそう言ったではないか。
彼女の話し(嘘)の中にも、本当の事があったかもしれない。
プラハにナイト&デイは実在した。
彼は本物の愛を信じ、手袋を外して、プラハのナイト&デイで彼女を待つのだ。
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