[コメント] ニューヨーク1997(1981/米)
こういう絵を撮りたい、と思ったら、ためらいもしなければ、下手にカッコつけようともせず、そのまんま直球でやってしまうジョン・カーペンターはスゴイ! ハリウッドの住人でありながら、素直にそんなことができる彼は、その存在そのものが大勲位。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストの橋の上の攻防でスプラッターになってしまう女や、狂ったようにライフルを撃ちまくる大統領!
こういうのがあったら面白い! イカス! とパッと思いついたかのようなたことを無邪気にやってのけるんだから、これはもう拍手大拍手。
映画人に限らず、ほとんどの表現者は自分にためらい、世間にためらい、筆が止まったり畏縮したりするところを、スクリーンからハミ出しそうな勢いでビュンビュンと描きなぐる奔放さに完全にノックアウトされてしまった。
最高! ……でも3点なんだけど。これはもう3点の映画として満点の完成度。文句なしの3点をB級映画の勲章に!!
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